これまで培ってきた多方面の技術を
全て応用・発揮するかのような
施工機会を賜りました。
塗装面~母材まで亀裂が入ってしまった
塗装済みの洗面台 100台超。
もともとは左のような人造大理石の
洗面台だったようです。
こうした傷が徐々に顕在化してきて、
あるタイミングに
あるご都合が生じて、
全面塗装したのでしょうか。
母材に透明感があるので、
それなりの補修では目立ち易い
かも知れません。
画像ではわかりにくいのですが、
亀裂が少なくとも5本、
塗膜下で発生している亀裂が3本は
確認できます。
この亀裂に対するマイナス印象がネットの口コミ評価の中に散見されるようで、
高評価の当ホテル様にふさわしい
気持ちの良い洗面台に甦生させて
頂きたい次第です。
約一月経って、
残り部屋数が少なくなってきたころ
お世話になったホテルの方に、
「まだ治して頂いていない部屋に入ると
ぞっとします」
とのことで、確かに機能上無問題でも、
亀裂・破損などから来る印象は侮れない
ですね。
終わりに
逆算しますと、
①コーティング塗布 ②各種磨き ③ガン塗装 ④色合わせ
⑤下地の平滑 ⑥パテ埋め(ポリパテにあらず) ⑦各種研磨研削
に加え、養生から清掃に至るまで、
これまでの、全て導きにより経験消化させて頂きました全現場の精が、
この小さな洗面台に集約されていたと感じます。
有り難うございました。