千葉県柏市 築20年 洋風注文住宅       無垢フローリング(ロビンスフロア)の甦生

北米スタイルの注文住宅。無垢一枚ものの美しいフローリング:ロビンスフロアー。


Ⅰ. 問合せの背景

入居以来、度々吹き込んだ雨の影響で床の無垢材が劣化・退色してしまい、たびたびカラーワックスを塗っておられました。

 

この度、キッチンのリフォームに合わせて床を甦生できないか、というご要望でした。


Ⅱ. 現状把握

カラーワックスを除去したところ、かなりの退色が認められました。

 

濃い赤色をした部分は、フローリング表面のウレタン塗装面 (無色)の摩耗欠落により、洗浄液を吸い込んだ証。


Ⅲ. 研磨状況

ここまで劣化していては甦生の仕上であるコーティングは不可能です。

補色した上でウレタン塗装をし、

工場出荷時に近い床材に復元する

必要があります。 

そこで劣化部を研磨して白木に戻し、

塗装が出来る状態を創り出します。


Ⅳ. 塗装状況

塗装工程は、まず素地に着色をします。

このとき同時に目止を行います。

 

更に中塗のサンジング塗装を2回

 

そして最後に、

ツヤ調整の上クリア塗装で蓋をします。


Ⅴ. コーティング状況

クリア塗装により、工場出荷時の

フローリングに近い状態になります。

 

しかしながら現場での吹付塗装ですので、表面に若干のざらつきが見られます。

 

塗面を細かく研いで造膜できる状態にし、コーティング工程に入っていきます。


甦生前)劣化・汚れ・カラーワックス    甦生後)